学んだ後は

OB、OGの声

大学院 平成12年修了生(修士) SE(システムエンジニア)として就職

 心理学には学際的研究要素が多々あります。
応用範囲は広く、卒業後、就職してもその経験や知識が思わぬ分野で役 立つことも多いです。
私は実験制御の関係上、プログラミングを学び、その知識を生かしてソフトウェア会社に就職しました。
そこでは,行動系で培ったプログラミングの知識だけでなく、統計の知識、ヒューマンエラーに関する知識などが思いもかけず役立ちました。
特に統計は現在の仕事でも役立ち、大変助かっております。
また、卒業までの間に先生方に指導していただいたプレゼン手法や論文における論理の進め方等の指導は、現在の仕事においても成果報告や報告書作成の基盤となっております。
これからの皆さんも、あらゆる分野に飛び込んでいける好奇心を持って学べば、卒業後の人生も楽しいものとなると思います。

学部  平成 2年卒業 スキルアップのため作業療法士資格を目指し進学

 私は、総合科学部で心理学を学んだ後、数年心理系の仕事をし、その後、言語療法の資格を取り、臨床経験をつんだ後、現在は作業療法学を専攻する学生です。よって、総合科学部を卒業した後、さらに計6年間、2つの異なる分野について学んでいることになります。
 しかしながら、この学際的に広い分野を学ぶ基礎は総合科学部での4年間に培われていたとよく思います。是非、総合科学部で、見聞を広げ、将来の基礎を確立してください。

学部  平成 9年卒業 裁判所の中の心理職 家庭裁判所調査官

 私は,家庭裁判所という所で,調査官という仕事をしています。
 裁判所というと,心理学や行動科学とは無縁のように感じられるかもしれませんが,少年非行や離婚問題,児童虐待や成年後見といった家庭に関する事件について,少年や当事者に面接をして,心理学等の知識や技術を用いて事件の背景にある事情を調べたり,問題解決に向けて援助や働きかけを行ったりする仕事をしています。
 法律の世界ですので,精神科や心理相談室といった一般的な心理士とは,職務内容が多少異なることもありますが,仕事そのものはやりがいのあるものばかりです。特に非行少年との面接は,過酷な家庭環境の中にある少年が必死に更生しようとする姿勢を目のあたりにすると,こちらが沢山のエネルギーをもらうこともあります。こういった点は,精神科や心理相談室ではあまり味わえないところだと思います。 
 言うまでもありませんが,家裁調査官の仕事でも学際的な要素が必要となります。法律はもとより,社会学,教育学,医学,経済学等々,多様な分野の知識がなければ,適切な当事者への援助や裁判官への意見具申ができません。私自身も総合科学部の中での他コース(現、プログラム)の授業やゼミに参加したことで,他分野についても関心を持って取り組むという姿勢が培われ,今の仕事に役立っているように思います。ぜひ,行動科学プログラム(総合科学部)で学際的な視点を養って下さい。そして,関心がある方は,積極的に家裁調査官を受験してみて下さい。

学部  平成14年卒業 外資系コンサルティング・ファームに在職

 現在、企業の中で、新卒採用の仕事をしています。
 様々な学生さんと会うと、我が身を振り返ることが多々あります。
行動系は、地方大学としては、かなり良質な教育のチャンスに溢れている場だったと思います。
 当時は分かりませんでしたが、行動系で指導して頂いたことが、今、社会に出て役立っていると感じることもちゃんとあります。
 ロジカルに考える力。数字に基づいた分析力。ひたむきにディスカッションする力。プレゼン能力。知的好奇心。他人を慮るスピリット。
 研究者を目指すにしても、社会で活躍するにしても、きちんと行動系で研究すれば、普遍的に世の中で要求されていて、汎用性の利くスキルを習得することが出来ます。
 今後、自立して成長していきたいと考える方なら、ここで多くを学び、吸収しておいて、損はないとお勧めします

OB・OGの方は是非,現在学生への就職活動へのアドバイス,将来の行動系の学生へのメッセージをお寄せ下さい。
行動系で学んだこと,経験したことを卒業後どのように感じていらっしゃるかなど,お待ちしております。

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